何者にもなれていない人間の、もがき記録

何でもない自分。「何者」に憧れて、もがいています。

篠田桃紅展

出来る人間は、美的感覚も。

あまり興味がない分野でも
いろいろ触れてみようと思うようになった。
そこで、

オペラシティで開催している
篠田桃紅展に行ってきた。
その日の状況と気分次第 という人間には、
予約不要なのがありがたい。

女性が結婚せず ひとり、
書で身を立てるなど
とんでもない時代だっただろう
書なのか、抽象画なのか
柳のようなしなやかさ
骨太い力の集約
濃と淡
そして、それらの交わり。

こういうものは、和紙に
ざざん!と書いていく(描いていく?)
ものかと思っていたが、
リトグラフも多数あり。
これは..と思い調べたら、
お値段66万円で購入出来るらしい!
これがリビングにあったら素敵だよなぁ..
いや、その前に似合う家か..
先は遠い...

2階で開催していた 「1960─80年代の抽象」 も、なかなか見応えがあった。

冬に、ポンペイ展で
東京国立博物館に行った際も思ったが、
意外と常設展が面白かったり。
え、これも見られるの!? という、お得感も。

とは言え、
美術平均点の人間には なかなか難しい世界。 「感じられる」人間になりたいなぁ。

まわりながら、
先般の新潟中学生による美術作品破壊事件を
ついつい考えてしまった。
いま、私が同じことしたら?
いろいろな意味で、鳥肌が立った。
わかっていてやったのか
わからないでやったのか
はたまたやらざるを得なかったのか
どれなんだろう。